■ 不安でないことの不安

　　何それ？
　　幸せならいいじゃん、元気ならいいじゃん。

そう言い放たれるかも知れない。
けれど、
常に不幸にいることに慣れている人は、
幸せを疑い続けてしまうのが当然ではなかろうか。

そうでしょう？

どうして今、僕はこんなにも元気なのか分からない。
仕事が早くに終えられたから、と言っても、普段より30分早く帰宅しただけなのに。
いいことなんてひとつもないよ。
ヤなことばかりヤな自分ばかり。

なのに、帰ってきて掃除をして洗濯をして、
そうして、
明後日の休みには水着とゴーグルとスイムキャップを買いに行こうとしている。
どうして、こんなにも元気でいられるのだろう。
元気な自分が不安になって心がどんどんザワザワする。

今日は眠れそうに、ない。

■ letters

友達である、子供たちから初めてお便りを頂きました。
泣きそうになってしまう。
こんなにも無邪気に、人を信じられた頃はあったのだろうか。
汚れた葉書がとても美しい。
子供って、素敵だ、そう思った。
けれど、
大人だって、素敵なんだよ、そう思っている。

■ 悲しくたってコートの中では

平気な訳ないってば。

てかね。
他人には自分の気持ちなんて分かってもらえないのは知っていたけれども、
けれど、
だけどさ。

本当にツラいのにな、
けど、笑われたら笑わないといけないし、
仕事だってしないといけない。


他人事は他人事って、
そういうの、ずっと前から知ってたんだけれども。
救いなんて求める方がバカだって知ってたんだけれど。

今日はひとりでいたくないけれど、
誰にも会いたくないです。

■ ホワイトルーム

目覚めたら白い部屋。
起きたら仕事に行かねば、と思って休日だと思い出した。

今日は4月1日です。
エイプリルフールですが、そんなことを考えられる気力なんてないです。

もうまた泣きたくなってしまう。
昨日、たくさん飲んでたくさん喋って、
なのに。
どうして忘れたいことは忘れられないのだろう。

*

心臓が鷲掴みにされるみたい。
もう嫌だ。
この前から泣いてばかりだ。

■ 肌

これまで通りでもいられなくなかったのに。
どうして、わざわざ手放すことをしちゃったんだろう。
今までだって、
抱き合うことは出来ていたのに。


ショックを受けていない自分がショックな感じ。
だけど、4時間しか眠れないし、
お腹が減っても食欲がない。

ま、これは口内炎の所為もあるけれど。

会いたい。
会って一緒に居たい。
肌に触れたい。
それだけ。

*

4時間しか眠れなくても仕事は散在して山積していく。
とりあえず、少しずつ片付ける。
顔がむくんでサイテーだ。