■ きずつく。

だから正論を言う人は嫌い。
ちょっと違うことをしようとすると、
世間はとても厳しい。
それはそれは厳しく、
排除しようとする。

だからね、
僕はそんなに強くないから、流されるままに生きてきたけれど、
このままじゃいけないと思うから、
まずは仕事を辞めてみようと思った。

次のことは考えていくけど、
でもさ、
そしたら、
何がやりたいことなのか（はっきり）分かるまでは今のままいればいいでしょ？　とか言われて。
違う。
そうじゃなくて、
このままいると、ずっとずっと流されていく気がするから、
だから、今のままでいたくないの。
四六時中働いて、
仕事の愚痴しか言えない人にはなりたくないのだ。
他人の痛みは他人には分からないと思う。
7:00から21:00まで毎日働いて、
それでも仕事に追われて、
なのに毎日笑って、
部下にも上司にも誰にも本当のことなんて言えない。


暴言ばかりですね、と言われるけれど、そうじゃない。
僕の暴言なんて、誰も傷つけないし。
世間の方がもっと暴言ばかりで、
僕はその度に傷つくけれど、
傷つかないふりをして笑っているだけなのだ。

だって、
そんなの泣いたって誰も助けてくれないんだし。

そう思って、
昔を思い出した。
あのとき、
誰も助けてくれなかったな、って。
今でも、
赤いバングルが好きなのは、
血を見れば安心するからだと思う。
痛みと赤い血。