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例えば、今日とか?
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窓の外を見たら6階だったから、
ああここから落ちれば大丈夫だな、と思った。
そう言ったら、看護婦に冗談でもそんなこと言わないで、と言われたよ。

あ、そう。
で。
何なの?
そんなに誰にも彼にも引き止めて欲しいの?
どーでもいいから、
死ぬなら誰にも迷惑を掛けずに、ね。

そんなに死にたいのなら勝手に死ねばいい。

本当に心からそういうのを軽々しく言うのが、腹立たしい。

死にたくても死ねないことを知らないの?
生きたくても生きられないこともあるのに?
死ぬのが怖くて生きるのがけれど怖くて、そんなの知らなかったの?

死にたいのなら勝手に死ねばいい、そう思う。
うざったい。
それは、
けど、僕もそう思っていたからだと思う。
死にたい、そう思うことは、ある。
ただ、簡単に口走ることはない。
だって、そんなの薄っぺらい。
口に出してしまえば思っていることとからかけ離れてしまう。

死にたい、ではないの。

本当に腹立たしかった。
そんなに死にたいのなら勝手に死んでよ。
そうして祖母に健康な生を返して。
僕に健康な心を返して。

本当は死にたくないのならば、そんなの簡単に口にしてはいけないと思う。
同情が欲しいのならもっとうまく同情を得るべきだ。

*

ひとり暮らし。
やっぱりひとりが好きなんだと思う。
ふたりはダメなんだと思う。

そう思った。

例えば、お風呂に入ろうと思うとき、
いつ帰ってくるのか分からない人に遠慮して、長風呂が出来ない。
僕は、2時間も3時間も入っていて大丈夫、そう思いながら、
1時間くらい湯船に身体を沈めるのが好きだから、
だから、
実際に占領する、ということよりも、
占領できる、と感じるのがとても嬉しい。

ひとりきり。
ひとりぼっち。
ひとり。


かつてとても好きだった人はもしかしたら全て嘘だったのかも知れない、
そう思い立って、
そうすれば全ての辻褄が合ってしまう、
そう思って、
けれど、それは余りにもかなしいので、
嘘でも構わないから信じていよう、そう思い直した。

これから先、誰にも愛情を持てないかも知れない。
そう感じて、少し、泣きたくなった。
半月が沈もうとしていた。
風のびゅうびゅう鳴る夜。
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