■ 長文

1年前くらいまでは、長文を書くことが多かった。
メールでも、ここでも。
10年前なんて、すごく長い文章をよく書いていた。
推敲を繰り返して、
いかに自分の思いをそのままに感じている通りに伝えられるか、
それが主眼で、
もどかしく思っていた。
書きながら、こんな感じ、けど、でもホントはちょっと違う、
そんなことを思っていた。

そういう自己表現が減ってきたのはいいことなのだろうか。

不特定の誰かに聞いてもらう、というよりも、
この人とと話がしたい、そういう感じ。
誰かに会いたくて触りたくて、
けれど、それが誰か分からない、
そういうジレンマとかはなくなっている気がする。
今、あの人に会いたい、とか、
あの人とと話をしたい、とか。

空気感が似ていて、
一緒に話して笑って、お酒が飲めれば、
きっとそれだけで僕は結構、満足するのだけれども。
けどね、
なかなかね。
そういう友人に巡り合うのが、本当に難しいものだと分かってきた。
ようやく、人生を折り返したところで。

これからは楽しく生きようと思う。