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2時間おきに目覚めて
気付いたら4:30だった。
思い立って散歩に出掛けた。
酒を飲んだ翌日で手足がだるいのに、
まだ半分くらいしか起きていないのに。
雨だって降り始めたのに。

けれど、どうしても川が見たくなった。

そう言えば、
2年前はこうやって散歩ばかりしていたことを思い出した。
4:00に起き出して川を見に歩いていた。
存外、どんな街にも大きな川があるものだ。
青暗い街をひとりで歩いていると、
どうしてだか心慰められた。
僕が何をしても赦してくれるような気がした。

歩きながらどうしてここまで来てしまったのだろうと思った。
こんなところに来たくはなかったのに。
けれど、
考えても余り良いことはないので、何も考えないでいようと思った。

さみしがりやだと言われて、
さみしいから泣くのなんて気持ちが悪いと言われても、
それでも、
ひとりで泣くことはそんなに不自然ではないと、
不自然に笑いながら僕は思った。

川を見たらどうしても水を見たくなって、
川面まで下りたけれど、
思った以上に水が汚くてそれには触れられなかった。
ダツラの白い花が毒々しく咲いていた。

帰り道、ヘデラを持ち帰り、挿し木にしようかと思ったけれど、
今の部屋では日に当てて上げられないから、と諦めた。
枯らしてしまう植物は可哀想だと思った。



泣いてはいけないと思いながら泣かないことと
泣いてもいいと思いながら泣けないことは
夏の終わりと初秋くらいに
大きく違う、そんなことを思った。

たぶん。
もう、泣くことはないと思うけれど、
それは、泣かなくなったのではなくて、
泣けなくなったんだ、
そう、感じた。
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