■ 月曜の夜

ようやく気付いた。

さみしいんだ。

ひとりでいるのが、さみしくてさみしくて仕方ないんだ。
だから、
何かを食べてやり過ごそうとしているだけなんだ。

ようやく気付いた。
僕はこんなにもさみしい。

誰かを好きになろう、
また、ぐちゃぐちゃになって傷ついて泣くんだと思うけれど、
それでもいいや。
誰かを真正面から好きになろう。

ひとりでいたいのにひとりでいたくない。
ふたりでいるとさみしくなってしまう、
けれど、ふたりでいたい。

目が覚めた。

そんな気分。


さみしかったんだな、オレ。


そうだな。
フツー、たぶん家族って、何をしていたって分かり合えたり、
許すとかそういうこと以前の関係で、
そこが基点になるみたいだけれど、
それを切り離した僕には誰にもいなくて、
今は
いつも電話する友達が本当に心の支えで、
最後のつっかえ棒で、
けれど、
彼女には彼女の生活もあるし、
僕だけを見てくれる訳でもなくて。
そんなの当たり前だけど。

誰かのものになりたい。
誰かを僕だけのものにしたい。

そうしてくっついていればさみしくなくなる？
傷つけ合っても、さみしくないのがいい。
いつの日か。