■ だけど、

どうして、彼女が死んで僕が生きているのだろう。
死ぬのが僕で生きるのが彼女だったらダメだったの？
それなら、みんな笑えていたのに、
こんな風に、ならなかったのに。

もう嫌だ。
死にたい。
手首の傷。

■ 拒否反応

こうしていれば、普通な幸せを僕も感じられるのかも知れない、そう思ったときはいつも、
お前があの人を殺したんだ、あんなことまでして今更幸せになろうというのか、
そういう声が聞こえる。
体温を暖かく感じながら、泣きたくなった。
その通りだ、今更、普通の幸せなんて、僕にはもう似合わない。

■ 笑う？

って、何ですか？

足、痛い。

心って、何だろ。

歪んだ心は、笑えば戻る？

■ 誰にも本当のことを言えない。

あ、
分かった。

さみしいんだ。
僕は。

誰にも会えない、
誰にも話せない。
だから。


手首切っちゃうくらい。
頸動脈切ろうとするくらい。

■ ようやくさっき、去ってくれた。

朝からずっと泣きたい気持ちが続いていた。
時に、喚きたくなる、
実際には、勿論しないけれど。
これが病気だと言うのなら、治して欲しい。
これが狂気だと言うのなら、正常をもう一度、教えて欲しい。

何にせよ、
僕が全てわるいのだ。