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親類の中で好きなのは
離婚した伯母さんくらいだ、そう思いながら
早くに帰りたいとずっと思ってた。
早く帰ってひとりになりたい。
ひとりになるとさみしがるくせに
他人に、殊に血縁の人々に、干渉されるのを僕は嫌ってしまう。
我ながら我侭だ、と思うけれども。
いつの間にか過ぎ去ってしまった、2日間。
祖母の死の悲しみよりも、
僕は親類と会することの苦痛がつらかった。
祖母の死は、もう安らかに受け容れることが出来ていた。
良かったね、って。
少しだけ泣きそうになったけれども。
それにしても、
僕は他人との波長が合わないらしい。
悉く。
そうして、そういう人たちと一緒に居ることは苦痛でしかないのだ、とひどく実感した。
葬儀がようやく終わった頃、
友達から、喧嘩しちゃったよ~メールが来て、
そのメールの方が、僕は心安らかになって
電話をして少し話を聞いた。
今すぐ行ってもっと聞きたいと思った。
部屋に帰ると、姉がまた僕をひとりにさせてくれない。
どうして、こうグッドタイミングな干渉をするのだろう、そう思いながら、
苛々とひとりになりたくて散歩をした。
夜の小径。
いい夜だと思い、あめ湯を飲んで少しだけ人心地ついた。
祖母の死は、僕に優しかった。
つらいことがたくさんあった。
つらいことをたくさんしてしまった。
かなしかった。
けれど、
祖母は幸せだったと思った。
僕も幸せだったと思う。
これからはもう少しわがままに歩こう、そう思った。
それにしても、いらっとするー。
そう思いながらやばいくらいにお菓子を食べたりしているので、
非常にデンジャラスだ。
何とかしなくてはならんぞー。