06 | 2025/07 | 08 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
前向きになるぞ、と思ったのに、
何だか今はもうすぐにでも泣いてしまいそう。
過去はもう振り切った筈だったのに。
帰りに、たまにはお姉さんを誘ってみたら? というアドバイス。
気乗りは全然しなかったけれども、
けども、たまには僕から歩み寄るべきか、と思ってメールしたら
一蹴して断られたー。
しかも「すみません」って。
あのね。
軽く言われる「すみません」という言葉に、
僕はいつもいつも罪悪感を植え付けられて、
とてもツライ気持ちになってしまうんです。
ああ、僕はこの人に何か悪いことをしちゃったんだー、って。
だって、
ありがとう、か、ごめんなさい、か、どっちかでしょ?
けど、そう言わないってことは違うんでしょ?
つらいなー。
そうアドバイスをくれた職場の人にも、
せっかく誘ったのに断りやがって、と姉にも、
我侭に腹を立ててしまう、狭量な僕。
お腹が空いて、
蕎麦が食べたくて100均とかQQShopとか回っても蕎麦はなくって、
結局、スーパーで買って。
そう言えば、洗濯洗剤と漂白剤がないやー、と思ってドラッグストアで買って、
ご飯を作って、洗濯して、掃除機かけて、
コンロの汚れを磨いて、洗面台を洗って、
そんな風に家事をこなしていたら、
どんどん悲しくなった。
途方もなく。
こうやって生活することを姉は知らない。
僕は姉より2時間早く帰ってくるけれど、
僕は姉より2時間早く出勤して働いているんだ。
なのに、家事の不均等は何よ? みたいな。
クタクタでも片付けないと日々は進まない。
まーねー。
それだけなら単なる愚痴なんだけれども。
そいで、また過去を思い出した。
家族。
いつまでひきずんねんー、オレ、と思ったけれど。
自分で自分に飽き飽きしたけど。
きっと。
きっと、姉は僕を家族だと思ってる。
父も母も、きっと、僕を家族だと思ってる。
僕は、もう彼等を家族だと思えない。
思いたくても思えない、好きになろうとしても好きになれない。
だって、
そう思ってしまったら、余りにも自分が惨めになってしまう。
どうして。
どうして言えなかったのだろう。
どうして気付かれなかったのだろう。
家族ではないのだから、そう思うことで少しでも罪悪感を薄めたいのに。
つらかった。
泣きたかった。
もう歩けない。
足が前に進まない。
食べられない。
眠れない。
そんな毎日だった。
ただ、それはもう過去だ。
過去を思っていては前に進めないし、
きっとこの手にあるはずの、楽しいことやおもしろいことが逃げていってしまうんだ。
だから、
過去は過去だ。
祖母は優しい笑顔を持っていた、それだけで充分に僕は報われる。
傷ついた気持ちも、傷つけた身体も。
けれど、
今日みたいに、晴れた空。
美しい雲と月。
邪気のないメールの文章が、
悪気のない言葉たちが責める夜は少しだけ泣きたくなってしまう。
ただ、それだけのこと。