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祖母が亡くなりました。
昨日の夕方。
あっけない死に方でした。
心不全。
持病でしたから。

僕は2年前から迷い続けていました。
彼女がこんな風になってしまって、
彼女は本当に幸せだったのだろうか。
生きながらえることが幸せにイコールだとは思いません。
だから、ただ生を延長するだけならば、
それは、その人にとって本当の幸せではないと僕は思っています。
けれど。
けれど、
それは僕のひとりよがりの答えだったように思います。
きっと、
確かに、彼女は幸せでした。
だって、笑った顔がたくさんあったのですから。
彼女は何もかも忘れてしまっても、
それでも笑っていました。
楽しそうに。
そうして、
彼女の笑顔の記憶を僕も持っていたのでした。

僕は、
僕の辛さを彼女に投影していただけのようです。
僕自身、本当に辛かったのです。
彼女も、きっと本当に辛かったのです。
心から、同志だと思っていました。
同じ悲しみを、同じ辛さを、同じ痛みを、
同じように感じていました。
だから、
僕の辛さが彼女の辛さだと勘違いしてしまっていたのです。

彼女はもっと強かったのだと思います。
もっと弱かったのかも知れません。
その彼女の笑顔の記憶を思い出して、
僕は、ようやく彼女が幸せだったのだと思えました。
だから、
同志だから、
良かったね、と旅立ちを笑顔で見送ることが出来ました。
本当に良かった。
別れは、やっぱり悲しいけれど、
けれど、良かったね、そう心から思います。


そうして、僕を血縁に繋ぎ止めるものがなくなりました。
僕は、ようやく、ひとりになれました。
もう、あの人たちとは無関係です。
もう、何も煩わされることはありません。
ようやく、
やっと、僕も心から笑えるようになるのかも知れません。
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