■ 付き合うって。

一体、何なの？
そうやって束縛することで何かが変わるの？

束縛されるのは、けれど、好きです。

ただ、そういう風に思われることに慣れていなくて、
僕はどうすれば良いのか戸惑うのです。

優しくも可愛くも強くもない僕のどこが良いの？
わがままばかりで、
笑ってばかりで、
無責任な。

それでも笑っていてくれるから、良いのかな、って思ってる。

飽きるまでで良いから、隣に居てくれたらいいや、って。

恋や愛。
また信じるの？
また裏切られるというのに？
それでも信じよう。
たぶん。

■ 甘やかさないで

何度、キスをしたって、
何度、エッチをしたって、
それでも、信じられないのは、きっと僕の所為。
僕の性。

信じられれば良いのに。
捨てられるなんて思わなければ良いのに。


父からのメールを無視して
母からのメールをやっぱり無視して。
そうして、
自分が親不孝だと思っている感じている。
だって、
けれど、
仕方ないでしょ？
まだ、
まだうまく彼等と向き合えないんです。
無理するのは止めようって思ったから。

時間が経てば、
時間が経たなくとも、
僕は彼等を背負うことになるのだろう、そう分かっている。

■ 夏バテ

夏が近付くと、
暑くなると本当に食欲が無くなる。
日差しも浴びたくなくなる。

春頃にぶくぶく太っているので、
ノースリーブなんて着られない、なんて思っていても、
夏には自然と痩せていく。

食べたいものは漬物とそば。
それより焼酎ロックが飲みたい、なんて思ってますから。
うーん。
いいのか？

ま、痩せていないと嫌われちゃうからな。
この身体が好きなら、維持しないとな。
顔が好きらしいから、頑張ってかっちょよくいないとな。
うーん。
惚れっぽいな、オレ。

■ きっと身体が目的だ

そして、この顔が好みなんだ。

そう思って、自分を誤魔化そうとしている。

ヤツは、僕のこの顔と身体が好きらしい、というのは本当。
ただ、そこに自信を持てない僕だから、
だから、
いずれ捨てられるんだろうと思っている。

顔と身体。
心がそんなにも大事だとは思わない。
外見を重視することを蔑むつもりなんてさらさらない。
だから、
この顔とこの身体を好きだと言ってくれるのなら、
そこに甘んじれば良いのに。

僕がこの顔でなくなって、
この身体でなくなれば、
嫌いになってしまうの？

分からないから、嫌だ。

付き合おうよ、と言われて、
じゃあテキトーになら付き合えるよ、なんて言う僕が既に負けている。
きっと真正面から付き合いたいんだ、僕は。
たぶん。

■ 甘やかすのは今のうちだから

なんて言われて、
甘やかされても。

付き合う前から別れることを恐れている。
ああ、きっと振られるんだろう、そう思うから、
付き合おう、と言えない。

初めて一緒に寝た日に
別れる夢を見た。
とてもとても悲しかったけれど、案の定、という感じだった。

けれど、キスをすれば忘れてしまう。
あと3日すればまた会える。