■ 一秒毎に不安になって、

もう殆ど泣きそうになる。
僕はどこにいるのだろう。
何をしているのだろう。

誰か、ここに繋ぎ留めてくれないと、
自分が誰だか忘れてしまうから。
だから。
今、

■ 弱さ

強くなったはずだった。
けれど歳を取れば取るほど、
弱くなる僕しかいない。
泣きたいのに泣けない。
泣きたいのかどうかさえ分からない。
手首を切る勇気もないくせに、
血を見たって安心しないのも知ってる。

もうあなたなしでは生きられない。
なのにあなたは隣にいない。

また明日。
明日なんて、
もう、
絶対に、こないかも知れないのに。

■ 空を見上げる

車窓にうつる青空と白い雲を見て、
空を見上げた。
久し振りだった。
日々を生きることは俯くことに似ている。


近すぎて見えないこともある。
遠すぎて聞こえないこともある。
そして傷つくこともある。
ただ、
それは過去であって、今の僕にはもう無関係なことなのだ、そう思っている。

■ 風が冷たい。

泣きたくなった。
けど、
泣くな、と言ってくれる人も、
泣いても良いよ、と言ってくれる人も、
いない。

■ 価値。

死のうかな、
久し振りにそう思った。
死にたい、でなく。
僕が生きる価値は、
どこにあるのか分からない。

いなくなるのなら早い方がいい。