■ 殺すよりマシだよね。

そんなことを子供が言っていた。
大人はそうだと頷いていた。

バカじゃないのか？

殺されないことほどツラいことはないというのに。

■ もっと根本的な不安

繋がっていた輪っかがばらばらと砕け落ちる。
繋がっていたと思っていたものは
初めからバラバラだったみたい。

ひとりで歩くと
誰も彼も彼女も等しく遠い存在に感じられた。
防犯カメラにも映らないような気がした。


もっと根底の不安が拭えない。
ここにいてもいいのだろうか、
そういう、不安。
悲しいとか嬉しいとか、そういうことも全てぐらついてしまいそうな。


ひとりだけ、本当はエイリアンだと分かってしまったみたいに。
気付かなければ良かった。

■ あ、

オリオン座。

さようなら。



この冷たい缶ジュースが現実。
冷たい指先が真実。

■ 朝がまた来る

だからまた泣きたくなってしまう。
2回に1度、朝が来なければ僕はこんなに心弱くならずに済むのに。
真っ暗な空ならば挑む調子で歩けるのに。

それでも朝がまたやって来るから、
僕たちは何とか大人の顔をしなくちゃいけない、泣いてはいけない。

そう思って朝日に挑んでみる。
今日はもう泣かない、そう思い込む。

寒くなってきました。
とても嬉しい。
金木犀の香りがします。

■ からだにちからがはいらない

何だか途方もなく疲れています。
死ぬ元気さえない、そういうのが分かります。
ただ、泣こうと思う元気はあるみたいです。
泣けませんが。

すごくひとりな気分です。
人間はひとりだと分かってはいます。
分かっていても心がついていかない。
ひとりでなんていられない。



結婚って何なんすかねー。

ああ、疲れた。
最後の最後に疲れたのに、
それでも笑ってる僕って何なんすかねー。

とっても疲れてるのに、
元気だよ、ってメールしてる僕って何なんすかねー。

期待されてる通りに振舞うのはやっぱ疲れるのに、
なのに、
心から信頼して泣ける人もいないんすよー。

ああ、疲れた。

しばらく休憩。
たぶん、ベイリーズを昨日と今日で飲みきります。
あほじゃないのか、オレ。


こういうときだけ頼るのは嫌だから、
誰にも連絡できずにいるのは、
けれど、
いつも通りだと思う。
わがままに人を傷つけられる人になりたい。
自分を傷つけて人を傷つけるのではなくて、
後悔することなく他人を傷つけられる人になりたい。

10月らしい。
ふーん。
だから？