■ 例えば、ここから連れ出してくれるのならば

きっと誰であっても、
悪魔にでも付いて行く、そう思う。

■ 好きな、苦手な、

　　子供は好きですよ
と言ったら、

　　絶対ウソだ
と言われた。 


絶対、ウソ。

そう言われると、そうだ（子供なんて嫌いだ）という気もするし、
そうじゃない（子供は好きだ）という気もする。

結局、どちらでも良いのだ。

好きだけれど、苦手なだけなのだ。
子供は彼は。

僕の一挙手一投足で態度を変えるものは苦手だ。
人間とか人とか。

だから、
猫とか、
aikoとかbumpの曲とか、
夜とか冬とか雨とか、
そういうものは好きだと言い切れる。

だから、
あなたが好きなのかは分からない。
いつも僕ばかり不安で。

手放さないといけないものならば、
初めから手に入れない。

苦手なものは好きになりたくないのに。

■ 死

思い出した。
人が死ぬのは本当に悲しい。
本当に悲しくてつらいことだ。

けれど、
僕はそれをすぐに見失ってしまう。
死にたいと軽々しく口にする人たちや、
死ねばいいと言う人たちや思っている人たちに囲まれていると、
少しずつ狂ってくる。
そして狂っていることに気付かなくなってしまう。
人の命を救うことが正しいのか、
僕がしていることは本当に良いことなのか、意味があるのか、
分からなくなってしまう。
問い質そうとしてしまう。

そんなのに意味はないというのに。

だけどね、
けどね、
何だか疲れちゃった。
人間のエゴとかそういうの、疲れちゃった。

病気なんて治らなければいいのに。
医療なんて進まなければいいのに。
そうしたらもっと単純に悲しむことが出来るのに。

■ さみしいと

感じなくなったのは良いことなのか？
悲しんだりするのも分からなくなった。
さっきまで笑っていた理由も。
ただ時間が通り過ぎて行く。
1日分の笑顔は決められていると思う。
今日は2日分笑ったからもう表情を出せない。

■ 雨降る夜に

引き止どめてくれるのは誰なの？